ある卵巣がん患者配偶者の記録

2015年1月から9月までの戦いの日々

引っ越し荷物の発送

6:30am、母と妻が片付けをしている音で目が覚める。一階へコーヒーをとりにいき、昨日買ってきたパンを食べる。

いよいよ、10年続いたアメリカ生活もこれで一旦終わり。本帰国するのだ、と感慨にひたる暇もなく、ひたすらパッキングを続ける。

9:30am、日通からロサンゼルスから出たトラックがネバダ・カリフォルニアの州境を超えたのであと1時間で着くと電話が入る。

さらにパッキング。

10:30am、日通が到着。パッキングもギリギリ間に合った。

トータルで段ボール10箱と、かなりコンパクトにまとまった。

私の衣類が1箱、妻の衣類が3箱、靴とバッグが2箱、家電製品1箱、本やCD/DVD類が2箱。iMacが単独で1箱。夫婦生活20年、うちアメリカ生活10年のすべてが、これだけの荷物に収まってしまった。今までの人生で一番少ない荷物の引っ越しだ。

ラスベガスまでのピックアップ料$1,200を加えても$2,200弱という安心価格。

11:30am、日通へ荷物の引き渡し完了と同時に、背中にはる局所麻酔パッチLidocaineが処方されてないことについて病院付属のWalgreensへ問い合わせ。こちらもPre-authorization待ちとの応答。いったん自腹で支払ってあとから保険分をrefundもできるということで、すぐに受け取りに行くことに。

午前中の二度のトイレは血の混じった尿だった。ずっと続かない限り問題ない、とナースから聞いていたので、様子見。実際、その後は普通の尿だった。

12pm、病院に到着してLidocaineパッチを15日分、受け取る。

かっとばして帰宅し、すぐに貼る。

足湯をしようとするが、右足の甲と足首がむくんでひび割れてきており、痛くてお湯につけることができない。

動物病院に電話して愛犬の検疫書類がサクラメントから戻ってきてるか確認すると、なぜか過去2回分の狂犬病ワクチン証明書がないとダメと言われて手続きが差し戻しになっていたと言われてパニックになりかけたが、一日の猶予もないことを伝えていたおかげか、気を利かせてサンフランシスコ時代に通っていた動物病院からFAXで必要書類を取り寄せてくれて再送してくれていた。明日の昼までには確実に手に入ることを念押しする。これがないと、飛行機のチケットもとれないのだ。

2pm、妻が休んでいる間に仕事をする。

3pm、これから長期間アメリカを離れるので、自宅に保管されていた会社関連の書類をニューヨークのオフィスへ郵送するためUSPSへ行く。

4pm、追加のパッキング開始。すでに引っ越し荷物は送ってしまったので、あとは処分するものとレンタル倉庫に入れるものの仕分けとなる。

5pm、図書館とGoodwillへ追加のドネーション

6pm、ドネーションに力尽きてどんどんコンドミニアムの一階に捨てていく。

7pm、夕食。

8pm、妻が遅めの夕食。

8:30pm、友人Tさんから連絡があり、レンタル倉庫の扱いと置いていく車の件について話し合う。

9:30pm、妻がシャワーに入る。

10:30pm、腰の痛みがどんどん強くなっていると訴える。薬は処方された限界まで飲んでいるので、もう残された手段があまりないのがつらい。。。徐々に減薬していく経口ステロイド薬の就寝前分を飲む。