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ある卵巣がん患者配偶者の記録

2015年1月から9月までの戦いの日々

VAC療法開始 (Course 1 / Day 1)

5am起床。妻は眠れている様子。

6am前、仕事のため談話室へ。

会社の住所をラスベガスからニューヨークへうつすためには公証を取る必要があるのだが、さすがアメリカ、実際に会いに行かなくともビデオチャットで済ませることができる。アメリカ中西部在住の公証人と話す必要があったので、向こうの時間に合わせて日本時間の早朝となった。

8:30amに母が迎えにきてくれる。この時間帯は道路が渋滞するようだ。

帰宅してシャワーを浴び、すぐに病院へトンボ返り。

ところが、まだ病院に向かっている10:45am頃に妻から電話がかかってきて、たったいまH先生がきて抗がん剤開始の連絡があったそうだ。こんな大切なときにそばにいないわけにはいかない。気ばかりが焦る、焦る。

11am過ぎ、ダッシュで病室へ。制吐剤のアロキシ0.75mgとデカドロン9.9mgの投入は開始済みだったが、抗がん剤の投与にはギリギリ間に合った。

本人いわく、ちょっと何かが喉に詰まった感じがするらしい。

今日のメインは、以下の抗がん剤だ。

  • オンコビン 2mg (Vincristine)
  • コスメゲン 1.892mg (Actinomycin D)
  • エンドキサン 1638mg (Cyclophosphamide)

11:30am、ビンクリスチン(オンコビン)をスタートするところで、血圧136/107、酸素が93%ぐらいと低め。酸素チューブをつけるが、本人が胸・喉のあたりが気持ち悪いというので30分ほど延期に。吐き気というわけでもないらしい。予期不安というやつだろうか。

と、いきなり食欲が出たらしく、卵丼が食べたいと言い出す。ステロイド(デカドロン)の効果?にしては劇的すぎる。。。

下のカフェテリアで食事の持ち帰り可能か聞いてみるが、やはり衛生上の問題でダメだと言われる。コンビニのほうで卵丼を探すが、ないので目玉焼きの乗った松屋のビビン丼を買ってくる。

ビビン丼、半分近く食べる。クリスタルガイザーをおいしくないと感じるようになり、奥大山の天然水に切り替え。

12:15pm再開、いよいよビンクリスチン2mg投入。15分で投入の予定だったが、ややゆっくりめ。結局、25分以上かけて滴下完了。

同時並行してがん看護相談のKさんが来て、PCAを再充填。濃度を高くして1.0に減量することで同程度の効果を維持するとのこと。

12: 45pm過ぎ、アクチノマイシンD(コスメゲン)投与開始。全開で入れてよいのだが、この病院では初めて使用する薬剤ということもあり、まずゆっくりから。SpO2などバイタルをみていて問題ないので全開にするが、あまり速く入っていかない。結局、これも25分ぐらいかかった。

1:20pmから先生が直接メスナ静注。その後、シクロホスファミド(エンドキサン)滴下開始。本来は250mLを60分で落とすところ、500mLの生食だったので他の輸液を止めて全開で落とすことに。結局、終わったのは3:20pmで2時間かかった。

そこからは利尿薬のラシックスを入れてどんどん排尿させる。シクロホスファミドの副作用である出血性膀胱炎の予防のため4時間おきにメスナを入れているが、水分もとってどんどん出す。

4pm、清祓してもらう。

5:20pm、先生がきて利尿剤とメスナ静注。尿量が少し足りないと言われる。ここからまた2時間の尿量チェック。慎重だ。

6pm、父がなか卯で親子丼とカツ丼を買ってきてくれる。妻は親子丼を1/3程度、スイカとオレンジを少しづつ食べる。妻がしっかり食べる姿を見られるのは純粋にとてもうれしい。

私の弟も心配して電話をかけてくる。

7pm、先生が病室へ。尿量その他についてさらに説明。

8pm、ナースOさんがお口のケアについて説明してくれてる間にうとうとしながら、胸のムカムカを訴え始める。いよいよ副作用か。

その後、私は溜まっていた疲れがどっと出てしまい、眠ってしまったが。。。

9:30pm、最後のメスナは点滴で投入したらしい。強い吐き気を訴えたのでH先生に電話したが、強い制吐剤を使ったのでおそらく抗がん剤の副作用ではないだろうとのこと。