読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ある卵巣がん患者配偶者の記録

2015年1月から9月までの戦いの日々

卵巣未熟奇形腫原発の横紋筋肉腫に関する論文を発見

4:30amまで眠り、トイレ。ここまで連続で眠れたようだ。

目が覚めると同時に吐き気がくるようだが、何とか吐かずにすむ。起きてすぐ、昨日の深夜にナースに買ってきてもらったアイスティーを飲む。

パンパンにむくんだ足のリンパマッサージをしつつ、ベッドを倒してフラットで寝ることに挑戦してみようと提案。

痛みのせいで体をまっすぐにできず、上半身を起こした状態でないと寝れないのだが、このため重力の影響で足に浮腫が強く出ているのではないかと考えた。だとすると、上半身を水平にして足を持ち上げるのでも同じ体勢にできるはずだ。そこで、足の下にたくさん枕を敷き詰めて高くし、頭を低くする。

結果、ほぼフラットで眠ることに成功。これで浮腫みが緩和されてくれればありがたい。

6amに採血。

何度も体位変換しながらフラットで横になってみる。

今朝はまた尿に血がまじり、排尿痛もでてきている様子。

ネットを検索していて、以下のような日本人が書いた論文を見つける。ここまで似ているケースは初めて見つけたので、思わず興奮する。

Rhabdomyosarcoma Originating From an Ovarian Immature Teratoma

患者は33歳の日本人女性、腹壁外転移を有する卵巣未熟奇形腫で、横紋筋芽細胞や未熟・成熟の混在した奇形腫的なコンポーネントを有する複雑な症例で、3コースの化学療法後に傍大動脈リンパ節への転移がみられ、その転移巣の組織型は典型的な胎児性横紋筋肉腫とのことで、、妻の症状にきわめて近い。

8am、わらにもすがる思いで、上記論文の共同執筆者の一人、九州大学の恒吉正澄先生にメールを出す。病院にいてさえ患者とコンタクトをとることのない病理医で、しかも研究職でしかも要職にある人物のようなので、返事がくることは期待できないと思いつつも、それでも問い合わせをする。

この論文の本文にアクセスできなかったのですが、上記論文のケースでは横紋筋肉腫のリンパ節への転移後、どのような治療をされ、どのような経過を辿ったかご存知ないでしょうか?あるいは、こうした質問内容について、より適切な共同執筆者の方がいらっしゃるでしょうか?是非とも参考にさせていただきたく思います。

9:30amからデキサート静注6.6mgを点滴で。少し眠る。

10:30amにイメンド2日目の80mgを飲む。なんとか11:30amまで横になることができ、吐かずにイメンドの吸収に成功。

その後、スイカを少しとQooゼリーを少し。

12pm、私はカフェテリアで定食を食べて戻り、妻の隣で少し昼寝。

2pm頃、母が搾りたてジュースを持ってきてくれるが、リンゴだけのジュースにしてくれと言っていたのにレモンを混ぜていたので飲めない。柑橘系は嘔吐には禁忌だ。

妻がナースに体の清祓と洗髪をしてもらう間、談話室へ。そこで母とH病院の話になり、中央病院の地域連携室へ相談に行ってみることに。

1階の地域連携室で、緩和ケアのシステムについて相談に乗ってもらう。H病院の予約がとれたなら、それをとりあえずキープしておいても良いだろうという。この県立病院の緩和ケアは2床しかない上に有料なので、他の病院との連携が欠かせないようだ。

3pm過ぎ、妻の体調が落ち着いているようなので、シャワーを浴びに一時帰宅。

不在の間、先生がきて、週末も輸液を続けるということと、排尿痛のチェックのため尿検査を行うとのこと。

また、尿中に膿のようなものが出ていたらしく、尿検査をすることに。結果、尿蛋白は+1、尿潜血は+3であったが、特に異常所見なし。

6pm頃、戻ってくると、フラットになって眠っている。

8pm、スイカ4切れとりんごジュース。

このとき、病院内の売店で陳列されているものの写真をiPhoneで撮影してくることを思いついた。こうすれば、妻が写真で欲しいものを選んで、それを私が買ってくるということができるようになる。

以後、この写真でのデリバリー・システムが大活躍する。

深夜、寝てる間の事件。大便のためにトイレに入っていて、なかなか出てこないのでナースが駆け込んできてノックしてドアを開けたら、そのまま便座にすわったまま眠っていたらしい。

のべ3回大便に行ってるが、どれも小さなコロコロうんちだったようだ。