ある卵巣がん患者配偶者の記録

2015年1月から9月までの戦いの日々

褥瘡発生、銭湯発見、リハビリ開始

夜中にトイレ行ったのは3回ぐらい。

今日は痛みも吐き気もずいぶんとマシになった様子。3剤混合の抗がん剤カクテルに比べて、昨日の単剤投与は楽なようだ。

6amに採血、8amに抗生物質レボフロキサシン。体温は37.2度、血圧は138/89。

8:30amにO先生がきて好中球が120台まで下がってるとのこと。まだ底を打ってはいないがこれからG-CSFでブーストされてくるだろうと。

妻は食堂で買ってきたアンパンを半分食べ、コーヒーも少し飲む。

10am、G-CSF皮下注射とアセトアミノフェン600mg。

11am前から清祓とシャンプー。

私は談話室にて仕事をする。

12pm前、病室に戻るときにH先生に呼び止められた。

  • 骨髄抑制はこれからが本番
  • 血小板と赤血球の値がさらに下がるようなら輸血も考えないといけない
  • 輸血をしてでもスケジュール通りの治療を優先すべきだと思う
  • ただ、来週の15日目のビンクリスチンはスキップになるかも
  • 左腹部の痛みは抗がん剤が効いて腫瘍の縮小にともなって出血もあったのかもしれない
  • 全体的に治療の効果はかなり出ていると思う

部屋に戻ると、血液検査の時系列データがプリントされていた。5/25まではそうでもなかったのが、5/27にガクンと落ちている。

5/25→5/27→5/28の推移は以下の通り。

・白血球 7.7→0.5LL→0.3LL ・赤血球 2.97L→2.23L→2.29L ・ヘモグロビン 9.0L→6.8LL→6.7LL ・血小板 23.1→9.6L→6.2L ・好中球 7.6→0.4→0.12

昼、妻はメロンパンとハニーパンを少しづつかじり、スイカを数切れ食べる。

1:20pm、とうとうお尻に褥瘡がみつかる。湿潤療法でシールしてエアベッドを普通のマットに交換。体圧が40超えたらエアベッドだったのが、39ぐらいだったのでギリギリの判断だったが、エアベッドになると姿勢を変えにくくて、ズリズリと体をこするようになっていたのが良くなかった。エアベッドに対してなんとなく直感的に感じていた不安が的中した形だが、もう少し早めに気がついてあげれれば。。。

3pmに母が来て、シャワーを浴びに帰宅。

いつも私の着替えは母がもってきてくれていたので、シャワーのためだけに片道40分かけて帰宅していたのだが、あまりに効率が悪いので病院の近くで銭湯を探していると、見つけることができた。

これからここを使えば、妻から離れる時間がほぼなくなり、24時間に限りなく近く一緒にいられるようになるはずだ。

不在中、N先生と理学療法士が来たらしい。

6:30pm、リハビリ部のO先生が訪問。

8pm、夕食にあさりの酒蒸し5匹、豆腐2切れ、春雨を一口たべたが、すぐに吐いてしまった。

アセトアミノフェン1日3回の使用を継続。