ある卵巣がん患者配偶者の記録

2015年1月から9月までの戦いの日々

からまった髪を切る

夜中に数回トイレに行き、下痢便は少し出たが尿測できず。

やはり吐き気があり食欲はないので朝食スキップ。しかしポカリスエットだけは毎日飲んでいるので切らさないように常備する。

朝の薬は、デカドロン4錠、ナゼア、セレコックス、ムコスタ

体温は37度ちょっとだが、血圧は78/44でかなり低い。

しかし吐き気は少しマシになってきた様子。左鎖骨リンパの腫瘍も、さらに小さくなっているように見える。

お昼はパン屋からカスタードブリオーシュとアップルパイ、売店からカレーライスを買ってきた。妻はカスタードブリオーシュを半分と、カレーライスを少し食べた。3剤投与の翌日にしては食欲も良好。

昼過ぎ、車椅子を出して病院内を一緒に散歩。1階と2階をぐるっと一周してみる。売店でフロレスタのドーナツと湖池屋の頑固あげポテト、コーヒーを買ってきて、5階の談話室でゆっくり食べる。このひとときが人生でもっとも貴重な時間に感じられる。

病室に戻ると、緩和ケア科のN先生がきて、痛み止めを1.3から毎日0.1づつ下げていくと説明。

その後、髪を洗うためシャワー室へ。入れ違いで母がきた。

シャワーから戻った妻の髪がからまっていたので、妻のリクエストで、母と二人でハサミでチョキチョキ切りながら、ガムテープでペタペタととっていく。

結果、とうとう頭髪が薄くなってしまったので、ケア帽子をかぶるようになる。

3pm、2度目のデカドロン4錠。朝晩8am/3pmのサイクルで3日間続くことになる。