ある卵巣がん患者配偶者の記録

2015年1月から9月までの戦いの日々

一週間以上ぶりに固形物を食べるが、体重は35kgに

4amに目覚め。ようやく昨日の重い倦怠感がとれて、少し楽になってきたようだ。

結局、9:30pmに飲んだロヒプノールと11:30pmに飲んだベンザリンで眠れたのはナースによるとのべ2時間少々。そして、4amに目が覚めるまでに起きた昨夜の事件をまるで覚えてないらしい。

これは明らかに「めったにない重い副作用」の欄に記載のある一過性前向性健忘、つまり服薬後寝るまでの出来事を覚えていない、夜中に起きたときの出来事を覚えていない、もうろう状態、に該当する。また、「興奮」もあてはまるかもしれない。ベンゾジアゼピン系の薬は、ちょっと怖くて使えない気がしてくる。昨日N先生が教えてくれたメラトニン系の薬に変えてもらったほうがいいかもしれない。

それで、ナースTさんからN先生に相談してもらった結果、やはりロヒプノールは継続するべきだが、中途覚醒時の追加を系統の異なるデジレルに変更し、メラトニン系の薬も追加処方してもらえるように。

5:30am、昨夜しきりに気にしていた体重を測ってもらうと、35kg。驚くまでもないが、先週からさらに2kg減っている。

ただ、少しの支えだけで自分の足で体重計に乗り、立った姿勢を保てただけでも、昨日までの状態を考えれば劇的な改善だ。

朝食はメイバランスのバナナ味とカロリーメイト缶を少し。

8am、タペンタ50mg。

午前中、U-Nextでゲームセンターあらしまんが日本昔ばなし黒執事アルスラーン戦記、などを観る。ハマりそうなものはない。

11am過ぎ、ランチのため病院の近くにある手打うどん麦蔵に向かい、かしわ天ざるリベンジ。途中の待ち時間から食事風景までをFaceTimeで中継。

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妻の昼食は高知の久保田アイスのチョコバナナ味とカロリーメイト缶の残り。

午後、ベッドで一緒に昼寝して、起きて母が来たのでU-Nextでテルマエ・ロマエを観る。みんな面白くなさそうにしていたので止めて、名探偵ポワロJIN-仁-、IMPACTとみていく。そうこうしているうちに6pmがきたので夕食。

ちょっと前に母が食べていたインスタントのうどんがおいしそうに思えたらしく、きつねうどんを買ってくると、半分ぐらい食べた。妻にとって一週間以上ぶりの固形物。

7:15pmから吉野湯へ行き、8pmに戻ってきてから母に帰宅してもらう。

8pm、タペンタ50mg。

U-Nextでシドニアの騎士

9pm過ぎ、ビ・シフロールとロヒプノール。一緒にベッドに入っていると、割りとすぐに入眠する。

10pmぐらいに、妻がベッドから起き上がって端座位になっていることに気づく。睡眠薬でフラフラしているので、倒れないように支え、寝かしつけたあと、四面柵と離床センサーをつけてから自分も眠るためソファへ。

そこからは7amぐらいまで眠っていたのであとできいた話だが、その後も何度か起き上がるが健忘で記憶はなく、マッサージなどもしてもらいながら、1:30amに割とハッキリ目が覚めてしまったのでデジレルを飲み、そのあとは4:30amぐらいまで連続して眠れたらしい。

結局、ロヒプノールの効力が7時間程度で、それをベースに、デジレルを追加するというのがいいのかもしれない。

夢遊状態で起き上がってフラフラするのも、慣れてくればさほど危険がないということもわかってきた。