ある卵巣がん患者配偶者の記録

2015年1月から9月までの戦いの日々

エアマット式のベッドに

5am、起きてみると、千葉のI先生からメールの返信が届いてる。

iRxMedicineで個人輸入することにしたが、届くのに時間がかかるので、在庫している分を譲ってもらえないかという件について相談していたメールに対する返信で、初回投与分を譲ってもらえるということで、すぐに送金する。

妻の友人から入浴剤が送られてきたが、もう使える状態ではない。

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このところ寝たきり状態になっていることもあって、ベッドを変えてもらうことを検討する。以前に看護師長が言っていた、最新のベッドは来週水曜まで届かないようなので、とりあえずそれまでのつなぎとして、エアマット式のものに変えてもらう。これで、おしりのところの圧が60以上あったのが、30以下にまで落ちた。本人としても、頻繁に体の向きを変えてくれと言わなくなり、少し楽になったようだ。

一週間ほど排便がないので、昼から浣腸をすることに。結局、一度だけ少し出たが、やはりほとんど食べてないのでそれ以上は出なかった。

夕方になると、このお腹の張りをN先生に何とかして欲しい、という。

5pm過ぎ、N先生がきて、硬膜外ブロックとくも膜下ブロックについての説明を受ける。ただ、レントゲン透視しながらの小手術になるのでこの病室ではできないので、来週月曜日以降になる。

湯楽温泉へ行き、戻ってきて、夕食のにおいがしないよう、談話室で食べる。

夜になると、ここ2-3日でどんどん強くなってきたお腹の張りで、肋骨も痛いと言い出す。触ってみると、たしかにお腹の肋骨のあたりがカチカチに硬くなって張り出していて、今にも骨折しそうに思えた。

妻と話していると、とくに週末、何もできないで腫瘍の成長をただ見守るだけというのが耐えられないので、栄養失調になっても高カロリー輸液を止めたいという。

ナースTさんにお願いして、H先生に相談してもらい、高カロリー輸液をとめて、電解質輸液だけに切り替える。これで、栄養状態は悪くなるが、がん細胞の成長も少しは遅くなるはずだと思いたい。