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ある卵巣がん患者配偶者の記録

2015年1月から9月までの戦いの日々

術後4日目

この日から普通食。

やっとこの日の終わりに点滴が抜ける予定だったが、ギリギリになって点滴のラインをとっている左腕から出血があったため、右腕でとりなおすことになった。あと少しで終わりだったのに。。。

その左腕には水疱のようなものができていたので、これをやぶらないように保護剤を貼り付けてもらう。

夕方には術後はじめてのシャワー。

実はこの日、私の誕生日。母親がイチゴ大福と手作りの弁当を持ってきてくれた。この頃には甘いものは原則ご法度になっていたのだが、この日に限り一個だけ解禁。

妻の弟が大阪から義母の迎えに来てくれていたので、妻を病室に残して4人で一緒に弁当を談話室で食べた。その最中、看護師がやってきて、

「ご主人、奥さんが呼んでますよ」

なにごとかと思って急いで駆けつけてみると、配膳された病院食を前にした妻が、

「棚の上にある割り箸とって」

「え、そんなことで看護師まで呼び出したん?」

「ナースコールしたときに、いつもやったらすぐ来てくれるのに、今回はマイク越しに「どうされましたか?」って聞かれて、お箸とってほしいって言うのがなんか恥ずかしくなってん。それで談話室にいるKちゃん呼んできて欲しいって思わず言うてもうた(汗)」

そのときは、ベッドの柵が左側だけ開いていて、右隣にある(がんばってベッドから手を伸ばせば届きそうな)棚まで行くには、まず左におりて点滴をひっぱりながら狭い空間をぐるっと回りこんで行かないといけない。それだけで5分ぐらいかかるので、まぁ仕方ないとはいえ。。。

あとはその話をネタに爆笑しながら、みんなで弁当をたいらげた。

そんな感じで妻が日に日に元気になっていく様子を見て、義母も弟も安心して帰っていったのだった。