ある卵巣がん患者配偶者の記録

2015年1月から9月までの戦いの日々

VAC療法C1D8

抗がん剤1コース目の8日目となる本日は、VACのうちビンクリスチンのVのみを投与する日。

1am過ぎのトイレには私も気がついて、うがいなど。このとき、自力で起き上がって離床センサーが反応し、ナースがやってくる。どうやら左腹痛のため身動きできないという状況ではなくなってきた様子。改善の兆しか?

3amにもトイレ。

6amに採血。

トイレで、昨日は普通だった尿にまた血が混じるようになったらしい。

9:30am、H先生がきて採血の結果、好中球と白血球が400-500まで下がっているので好中球をブーストするためのG-CSF投入が決定。LDH抗がん剤による腫瘍細胞の崩壊により予想どおり700から1500まで上がっているが、肝臓の関連する数値に異常はなし。腫瘍の崩壊が起きて出血もあるだろうとのこと。

体温は37.2度、酸素は98。血圧157/97。

11:30am、ノイトロジン100ug(G-CSF)の皮下注射ののち、デキサメタゾン6.6mgを滴下しつつ、生食100mgを落としてルート導通確認。

12pmにH先生がきて明日から抗生物質の予防的投与とリハビリの開始について説明。

少し気になったことがあるのでナースにお願いしてH先生に相談。G-CSFと抗がん剤の同日投与について。先生からは、BEP療法などでG-CSF同日投与がありうるとの説明。

12:30pm、オンコビン2mg投入。直前の血圧は106/101。37.2度。投入後の血圧152/94。

1pmのトイレで血尿は出なくなったらしい。

1:30pm、母が来て弁当を持ってきてくれる。

3pm、また尿に少しだけ血が混じる。その後、清祓。

O先生が感染対策のマスクを出してくれる。気休めかもしれないが、なんとなく対策をしているというだけで安心感がある。

今日も、口に出来たのは午後の紅茶とアップルジュースのみ。しかし、吐き気はそれほど強くないようだ。

4pmから6pm頃まで私が談話室でパソコン作業をしていると、N先生が声をかけてきてオキファスト持続を1.0に増量(フラッシュは0.5のまま)してくれたらしい。そしてH先生の回診ののち、薬剤師がきて明日から服用する抗生物質レボフロキサシン・G-CSFノイトロジンについての説明と、好中球減少症についてのしおりを持ってきてくれたようだ。

8pm、談話室で夕食。

歯磨きをしてみると、妻の舌が黄色くなっている。やさしくブラッシングしてあげるが、全部はとれない。これも抗がん剤の影響だろうか。